米粉の保存期間はどのくらい?保存方法のポイントや注意点も解説
近年、グルテンフリー食材として注目を集めている米粉。小麦粉の代用として様々な料理に使えるため、大容量のものを買う人も多いでしょう。米粉は正しい保存方法と期間を守らないと、風味が落ちたりカビや虫が発生したりするため注意が必要です。本記事では米粉の保存期間と保存方法について、ポイントや注意点を解説します。
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米粉の保存期間と保存方法
ここでは、米粉の保存期間と正しい保存方法をご紹介します。
常温の場合
米粉は常温でも保存が可能です。ただし、高温多湿や直射日光は米粉にカビが生えたり、劣化したりする原因となるため避けましょう。常温での保存期間は1~2ヶ月程度です。
冷蔵の場合
高温多湿になりやすい梅雨や夏の時期は、冷蔵保存がおすすめです。冷蔵保存の場合、常温と同じく1~2ヶ月程度の保存が可能です。冷蔵保存する際は、扉の開け閉めによる温度変化や結露によって湿気を帯びやすくなるため、扉近くに置くことは避けましょう。また、必要な分を取り出したら残りはすぐに戻すことも大切です。
米粉を保存する際のポイント・注意点
米粉を保存する際のポイントや気を付けたい点について解説します。
密閉容器に入れる
米粉を保存する際、袋のままでは輪ゴムやクリップの隙間から虫が入り込む恐れがあります。また、湿気によってカビが発生する可能性もあるので、必ず瓶やジッパー付きの袋など密閉できる容器に移して保管しましょう。ジッパー付きの袋に入れて保存する場合、チャック部分に溜まった米粉に虫が発生することがあるため、使用後はチャック部分の粉をしっかり落とすようにしましょう。
乾燥材を入れるとより良い
日本の気候は高温多湿になりやすいため、密閉容器に入れていても湿度が気になることもあります。その際は乾燥剤を入れておくと安心です。
においが強いものの近くに置かない
米粉はにおいが移りやすいため、冷蔵庫で保存する際は発酵食品や魚、肉類など臭いが強い食材の近くには置かないようにしましょう。
長期保存の場合は冷凍する
米粉の保存期間は常温、冷蔵共に1~2ヶ月です。それ以上の期間を保存したいのであれば、冷凍保存がおすすめです。冷凍の場合も密閉容器に入れて保存します。この時、1回分ずつ小分けにすれば、使う分だけを取り出せるので品質劣化の防止に効果的です。冷凍では6ヶ月程度の保存が可能です。
傷んでいる米粉の特徴と見分け方
今回ご紹介した保存期間は、あくまで正しい保管方法で保存した場合のものです。保存方法が間違っていると、目安の保存期間より前に傷んでしまう恐れがあります。傷んだ米粉には以下の特徴がみられるため、該当した場合は食べないようにしましょう。
虫が発生する
米粉に寄生しやすい主な害虫には「コクヌストモドキ」「ヒラタコクヌストモドキ」「コナダニ」が挙げられます。コナダニは非常に小さく、目視での確認は困難です。しかし、じっと見つめると米粉が動いているように見えるので、そのような場合は使用を避けましょう。
カビが生える
米粉にカビが生えると、黒や緑色に変色します。また、独特のにおいがすることも特徴です。カビは見えない部分にも広がっている可能性があります。そのため、カビが生えてしまった場合は、色が変わった部分だけ取り除いて使うことも避けて全て廃棄しましょう。
米粉は正しい保存方法で1~2ヶ月内に使い切ろう
米粉は不適切な方法で保存すると、虫が発生したり劣化が早まったりする恐れがあります。開封した米粉は密閉容器に入れて高温多湿の場所を避けて保存し、1~2ヶ月以内に使い切るようにしましょう。保存期間が2ヶ月を超える場合は、6ヶ月程度の保存が可能となる冷凍保存がおすすめです。