米粉のメリット・デメリットとは?米粉の上手な活用方法も解説
米粉は古くから和菓子やビーフン、フォーなどの材料として使われてきました。近年ではグルテンを含む小麦粉の代わりに使えるグルテンフリー食材として注目を集めています。
米粉はグルテンフリー以外にも様々なメリットがある一方でデメリットもあるので、使用する際はメリットとデメリットの両方を知っておく必要があります。本記事では米粉のメリットとデメリットについて解説します。
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米粉のメリット
米粉のメリットには以下の6つが挙げられます。
- 小麦アレルギーの人も食べられる
- GI値が低く健康・ダイエットに適している
- 栄養価が高い
- ダマになりにくく調理しやすい
- 高い吸収性で料理に使いやすい
- 油の吸収率が低くヘルシーに揚げられる
小麦アレルギーの人も食べられる
米粉の大きなメリットに、小麦アレルギーやグルテン過敏症の人でもパンや洋菓子などを食べられることが挙げられます。小麦粉や麦製品に含まれるグルテンは、食品に粘り気と弾力を与えて独特の食感を与える効果がありますが、一方でいくつかの身体への悪影響が心配されます。
まず、小麦アレルギーやセリアック病、グルテン不耐性などの食物アレルギーの原因となること。また、グルテンは体内で消化されにくく腸内に異物として蓄積することで、腸内環境を悪化させて、頭痛や倦怠感、肌荒れなど心身に様々な不調をもたらすとも言われています。
米粉にはこれらの不調の原因であるグルテンが含まれないため、米粉から作られたパンや麺類、スイーツはグルテンフリー生活をする上で欠かせないのです。
GI値が低く健康・ダイエットに適している
米粉は小麦粉と比べると、GI値が低い特徴があります。GI値とは、食後の血糖値の上昇を示す指標のこと。血糖値が上がると、血糖を下げるためのホルモンであるインスリンが分泌されます。しかし、血糖値が急激に上がりインスリンの分泌が間に合わなくなると慢性的に高血糖状態が続く「糖尿病」となってしまうのです。
また、インスリンには脂肪を生成したり、脂肪の分解を抑える働きがあります。そのため、高GI値の食品を食べてインスリンの分泌量が増えると脂肪が増えて肥満の原因となるのです。つまり、糖尿病や肥満のリスクを下げるためには、食事の際なるべくGI値が低い食品を選ぶことが大切です。普段の食事に小麦製品が多い人は、米粉製品に変えることでGI値を下げられるでしょう。
栄養価が高い
米粉と小麦粉は、カロリーやタンパク質、炭水化物の含有量に大きな差はありません。しかし、私たちが生きる上で欠かせない必須アミノ酸の量は米粉の方が多く含まれています。またビタミンB1、ビタミンEなどの栄養素も豊富に含まれているので、小麦粉と比べて栄養価が高いと言えます。
ダマになりにくく調理しやすい
小麦粉に含まれるグルテンはダマになりやすい性質があるため、料理に使う際はふるいをかける必要があったり、かき混ぜる際に力を加えたりしなくてはなりません。しかし、米粉にはグルテンが含まれないため、調理の手間が省けるメリットがあります。
油の吸収率が低くヘルシーに揚げられる
米粉は小麦粉に比べて、油の吸収率が低いです。そのため、揚げ物の衣に使えば小麦粉よりもヘルシーに仕上げれらます。また、衣に余分な油が含まれないので、時間が経ってもサクサクの食感を保つことができます。
米粉のデメリット
米粉には様々なメリットがある一方、以下のデメリットもあります。
- コストが高い
- スーパーなどの店舗で取り扱っていない場合がある
コストが高い
米粉は小麦粉と比べると価格が高い傾向にあり、小麦粉を米粉に置き換えるグルテンフリー生活はコストがかかりがちになるデメリットがあります。
スーパーなどの店舗で取り扱っていない場合がある
米粉のデメリットとして、店舗での取り扱い数が少ない、あるいは取り扱っていない場合があることが挙げられます。近隣の店舗で取り扱いがない場合は、ネットショップの利用がおすすめです。
米粉にはメリットがたくさん!グルテンフリー生活を始めよう
米粉のデメリットには小麦粉よりもコストがかかりがちであったり、取り扱い店舗が少なかったりすることが挙げられます。しかし、グルテンによる悪影響の心配がない、栄養価が高くGI値の低い食品である、調理に使いやすいなど、多くのメリットがあるので、ぜひ生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。