グルテンフリーの肌への効果とは?ニキビや肌荒れに良い理由を解説
肌荒れやニキビなど肌トラブルの原因は様々ですが、そのうちの一つに「グルテン」が挙げられます。グルテンとは主に小麦に含まれる成分で、摂り過ぎると肌トラブルを引き起こす恐れがあります。
本記事ではグルテンが肌荒れの原因となる理由や、グルテンの摂取を控えるグルテンフリー生活の肌への効果を解説します。肌荒れやニキビが気になる、スキンケアをしてもなかなか肌の調子が良くならないという人は、ぜひ参考にしてみてください。
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グルテンが肌トラブルの原因となる理由
グルテンが肌トラブルを引き起こす理由には以下の2つが挙げられます。
- グルテン耐性がない
- リーキーガットが起きている
グルテン耐性がない
グルテンに関するアレルギーには、小麦アレルギー、セリアック病、グルテン不耐性など様々なものが挙げられます。グルテンに対して耐性がないと、グルテンを多く含む小麦製品を口にした際、アレルギー反応が起きて肌荒れを引き起こす場合があります。
グルテン不耐性の症状は軽いものが多く、また突然現れるわけではありません。そのため、自覚することが少なく、人口の数%と言われるグルテン不耐性の人のうち、99%は自身がグルテン過敏症であることに気付いていないと言われています。
リーキーガットが起きている
リーキーガットとは、液体が漏れるという意味の「リーキー」と腸を表す「ガット」が組み合わさった言葉で、腸の粘膜に穴が開いて消化吸収されなかった食物成分や細菌などの異物が漏れだし、血液中に混ざってしまう症状を指します。
血中に漏れだした有害物質は血流に乗って体中を巡り、様々な不調を引き起こします。肌荒れもそのひとつで、他にも蕁麻疹、アトピー性皮膚炎が起こる場合もあるので注意が必要です。
グルテンフリーの肌への効果
グルテンを含む食品の摂取を控えるグルテンフリーを生活に取り入れることで、肌荒れの改善が期待できます。ここからはグルテンフリーが肌に与える効果を詳しく解説します。
腸内環境が整い肌荒れが改善される
グルテンの摂取を控えることで、腸内環境が整い肌荒れの改善が期待できます。なぜなら、肌と腸内環境には密接な関係があり、腸内環境が乱れると肌トラブルが起こりやすくなります。そして、その腸内環境の乱れの原因にグルテンが挙げられるからです。
グルテンは体内で消化されにくく、腸内に異物として蓄積されやすいため、腸内環境を乱す原因になります。さらにグルテンの分解物であるグリアジンはリーキーガットを引き起こす原因でもあります。そのため、グルテンフリーは腸内環境の悪化を防ぎ、肌トラブルの改善が期待できるのです。
肌の炎症の原因物質が作られにくくなる
グルテンを多く含む小麦製品は糖質が高く、食べた後に血糖値が急上昇しやすい傾向にあります。血糖値が上昇すると、血液中の糖分が増加して肌の炎症の原因となる有害物質が生成される可能性があります。グルテンの摂取を控えることで炎症の原因物質が作られにくくなるため、肌の赤みやかゆみといった肌荒れ症状の改善が期待できます。
グルテンフリーの和食で肌に良い成分が摂りやすくなる
グルテンを多く含む小麦製品は洋食に多いため、グルテンフリーを始めるとなると、自然と和食中心の生活になるでしょう。和食は野菜や海藻、魚、味噌など、美肌や腸内環境を整える効果が期待できる成分を含んだ食品を多く使用するため、和食生活を続けることで肌荒れが改善する可能性があります。さらに和食は低カロリーなため、ダイエット効果も期待できます。
グルテンフリーで健康的な美肌を目指そう
肌荒れやニキビの原因のひとつに、グルテンが考えられます。グルテンは耐性のない人が摂取すると、肌トラブルを起こす恐れがあります。また、グルテンは腸内環境の乱れの原因でもあり、リーキーガットを引き起こす場合もあるため注意が必要です。グルテンフリーは肌トラブルの改善やダイエット効果も期待できるので、無理のない範囲から生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。